【自然素材であなただけの家を一緒に造ってみませんか?】
自然を生かした空間づくり
有限会社 北斗建装

大分市 T様邸 屋上防水工事

2013年施工
施工前   施工後
施工前 施工後

 当社が毎年出展させていただいている大分市工業展に、ご相談にお越しくださいました。ご自宅の写真をご持参下さり、現在の状況をご説明くださいました。
 T様のご自宅は県内の大手ゼネコンS社で10年前に建てられた、1Fが事務所の二世帯住宅の3F建ビルで、内部などはまだまだ綺麗だが洗濯物干しスペースとしても活用している屋上部分の劣化が気になるとのご相談でした。

 さっそくご自宅にお伺いすると、ホームエレベーターに自動ロックのついた玄関など、機能的にも最新鋭のビルでした。内部もまだ新築と言って差し支えないほどの造りで、とてもビルの内部とは思えない広々とした空間がある素敵なお宅でした。

 ところが、件の屋上は、ここだけ20年以上経っているかのような劣化具合でした。ヒビ割れや亀裂が散見され、酷いところは隙間に草まで生えておりました。
 仕様書をお借りして拝見すると、床面はアスファルト防水の上に保護モルタルを敷き詰めた防水方法でした。アスファルト防水が外気にさらされず、見た目も保護モルタルで美しく見える、という意図を持っての仕様ではないかと推測されましたが、その割にはベランダからの立ち上り部分は骨材を吹き付けたシートを張っており、当然、床面と立ち上りの間には隙間が生じコケが生えておりました。

施工前
施工前 施工前
▲立ち上りと床面を分けて作っていたため、隙間に亀裂が生じ、その間にコケが生えておりました。 ▲酷い箇所は雑草まで…
施工後
施工後
▲亀裂を補修し、立ち上がりまで継ぎ目なく防水できる塗膜防水を選択しました。

施工前   施工後
施工前 施工後

 このまま放っておくと、見た目が悪くなるのももちろんですが、意図しないところから漏水し、それを対処するには余計な費用がかなりかさんでしまいます。10年目の今、早いと思われながらもT様が当社にお声かけ下さったのは幸いでした。迅速にお見積もりを作成させていただき、現在の状況と適切な対策をご説明させていただきました。T様も熱心にお話をお聞き下さり、即施工をご依頼下さいました。
 内部の意匠、間取り、設備など、非常に優れた設計のビルだっただけに、建物で一番基本的な部分の施工がなおざりにされているのが非常に残念でした。

 施工後、見た目にも綺麗になった屋上部分をご覧になって、奥様から「見るのが億劫だった屋上が綺麗になって、毎朝体操が出来そう」とお喜びのお言葉をいただきました。ありがとうございました。


◆担当工務◆篠田
篠田
2級建築士
宅地建物取引士
1級建築塗装技能士

 

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