当社ショールームにお電話下さいました。スパランド豊海にお住まいのお母様のお宅のアプローチについてのご相談でした。
築30年近いN様のお宅のアプローチは、当時流行した、主に壁で使用される磁器タイルを床面に使用しており、滑りやすい状態でした。

お住まいのお母様は高台にあるお宅から麓のショッピングセンターに毎日お買い物に行かれるなど、健脚でいらっしゃいましたが、将来的に何かあったときは危険なため、この際、安全な状態にしたいとの事でした。

福祉住環境コーディネーターの神田(2級建築士)とプランナーの廣瀬でお母様のお話をお聞きし、将来的な調整が可能な手摺りと滑りにくい外用タイルを提案し、工事をさせていただく事となりました。

▲既存アプローチは階段の段差が均一でなく、将来足が悪くなった際には上り下りに支障をきたすことが考えられました。そこで、足が悪くなったときに手摺りの傍を歩かれる事を考え、手摺りの傍だけでも同じ段差になるように段差を調整致しました。

▲手摺りは一般的な円形に近い形のものを採用しています。この形は握力がある方にはしっかり握って歩くための最適な形です。しかし、将来的に加齢により握力が減っていくことも想定されるので、握力が弱った時には楕円形に近い形に取り替え可能なものをお付けいたしました。（握力が弱った方にはしっかり握る円形手摺りより、手を添えるだけで体を支えられる、上の方が平らに近い楕円形手摺りの方が良いとされています。）

▲既存インターホンはカメラが無く、また玄関のすぐ隣に設置してあったため、
訪問販売業者などが来てしまった際に対処にお困りになる事もあったそうです。
そこで、門塀の外にインターホンを設置、カメラ付きにすることで訪問者が判るようになりました。
※お歳を召した方の一人住まいの場合、悪質な訪問販売業者が来る事を恐れて、連絡の無い訪問者がインターホンを鳴らしても出ないなどの対策をされている方は多いようです。しかし、その対策の為にご近所付き合いが希薄になってしまったり、周囲が異常に気付きにくかったりという事態も考えられます。カメラ付きインターホンはそういった問題も解決してくれます。