以前、当社で改装・改修工事をさせていただいたＩ様より、塗装のご相談をいただきました。
Ｉ様のお宅はＤ社で建てられた築22年の建物で、サイディング壁にスレート瓦という、ハウスメーカーでは定番の組み合わせでした。
前回の改装・改修工事の際も今回の塗装工事に際しても、家を建てられたＤ社からのお見積りを取っていらっしゃいましたが、金額・内容共に納得できないという事で当社にもご相談いただきました。

10年ほど前にはお知り合いの業者に1度塗装をしてもらったそうですが、今回は当社にご依頼をいただきました。ちょうどＩ様にお見積りの内容を説明させていただく頃に、当社が主催している塗装勉強会が開催されましたので、Ｉ様にはそちらにお越しいただき、塗装に関するご説明をさせていただきました。後日、Ｉ様の奥様と当社ショールーム周辺にある施工現場を数軒まわり、実際にカタログに載っている色を塗った時のイメージをご覧になっていただき、色決めの参考にしていただきました。

スレート瓦には、過去に補修をした跡がありましたが、スレート瓦が割れている部分にコーキングを打つという全く意味のない補修の仕方で施工されていました。コーキング材は常に紫外線や雨水にさらされている屋外では3年ほどで劣化して縮んでしまいます。ヒビ割れ部分を埋めるために打ったコーキングが縮んでしまっては、また隙間ができてしまい、そこから雨水が侵入します。
このようになってしまう事を防ぐためにも、コーキングの上からしっかり塗装して塗膜を作り、コーキング部分が直に紫外線等にさらされないようにし、コーキングが少しでも劣化しにくい状況を作る様に施工いたしました。