大分市内の歯科医院様より病院の屋上防水と外壁塗装についてご相談をいただきました。こちらの歯科医院では医療機能の強化や診療サービスの向上のため改修工事を予定されていて、それに伴い老朽化した建物のメンテナンスとして屋上の防水工事と外壁の塗装工事をお考えでした。ご連絡を受けて当社代表の小原、塗装部長の篠田、戸次支店長の松木が現地にお伺いし建物の調査をさせていただきました。（以前ご家族のご自宅の改修工事も施工させていただきました。）
　病院は3階建てで外壁の一部にタイルを使用していました。外壁のタイルの目地等は経年劣化により傷んでいる状態で、屋上防水面ではシート防水に雨水が浸入し、シートが浮いてしまっていることが確認できました。シート防水が不完全な防水工事であるということや、タイル面の傷んだ目地から外壁の内部に雨水が浸入し、タイルの内側のコンクリートを傷めてしまうため、タイル面の防水や保護が必要であるということなどをお話しさせていただきました。
　調査の結果を踏まえ、メンテナンスとしての工事は屋上の既存シート防水を全て剥がした後、不織布を積層する塗膜防水工事、タイル面の防水・保護を目的とする外壁の塗装工事をすることになりました。また、国道沿いの外壁が特徴的な造りになっており、それを活かしたデザイン性の高い配色をご希望されていましたので、配色パターンを数種類ご提案させていただきました。
　改修工事のご都合で時間に限りがある中、デザイン案を見ながら打ち合わせを進め、工事のご発注をいただきました。

　国道沿いの外壁は明るい雰囲気になるように虹をイメージした配色やグラデーションでの配色、タイル面や柱に色を取り入れた案など上記の他にも数種類ご提案させていただきました。

　屋上防水は浮いてしまったシートを全て撤去し、下地コンクリートの亀裂補修・不陸調整を行った後、不織布を積層した６層による塗膜防水を施しました。

▲タイル面は清潔感のある白系で仕上げました。