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有限会社 北斗建装

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リフォームQ&A

OBSラジオ『住まいのお悩み相談室』Vol.1
毎週木曜 12:20〜12:30放送

 リフォーム会社がたくさんありますが、失敗しないリフォーム会社の選び方はありますか。
(大分市 H様からのご質問 3/5 放送)
終の住まい
▲小国杉と漆喰を使ったHOKUTOの自然素材住宅
『終の住まい』

 一般の消費者の方が一番悩むところで、多分一番多い質問のひとつではないかと思います。広告などを見ても、毎日のように様々なリフォーム会社のチラシが入っていますので、消費者の方は選ぶのが本当に大変だと思います。しかし、リフォーム会社の選び方の方法は、残念ながら「無い」といった方が早いかも知れません。仮に、方法があるとすれば、それは「消去法」くらいしかないのではないかと考えています。こういう会社はやめておこう、という避けておくべき会社を消去法ではずしていき、残ったところから選択するという方法です。選択肢を減らすことで、すこしは選ぶのが楽になるのではないかと思います。

 リフォーム会社の選び方で一番大切なことは、会社の根っこすなわち「動機」を知ることだと、私は考えています。青臭い言い方になりますが、そのリフォーム会社の「設立の動機」は何なのか、ということです。もし可能であれば、その会社の社長さんにお会いになって、「なぜリフォーム会社をやっているのですか」という一番シンプルな質問を投げかけてみるといいと思います。一般の方が聞いていて「この社長さんは本気だな」とか、まともな会社かどうかの感触がわかりますから。「ちょっとおかしいんじゃないかな」と疑問に感じたら、その直感に従ってやめたほうがよいでしょう。窓口になっている担当営業マンではなく、その会社のトップである社長に会って話を聞いてみるのが、一番ではないかと思います。社長に会えないような大きな会社は少ないですから。
 仕事をする上での「動機」というのは本当に大切で、やはり
正しい動機でなくては、正しい結果は生まれてこないのです。よこしまな動機で仕事をしているのではないかと感じるようなリフォーム会社は、消去法ではずしていくと良いと思います。

 衣食住の中で、食と住に関しては、本来あまり短期的に儲けられる仕事ではありません。消費者からの信頼や実績を積み重ねて繰り返し地道にコツコツとリピートして長期的に利益をあげていく仕事です。この業界で目先の利益で儲けようとすると、消費者を裏切りかねないのです。ですから、食と住に携わる仕事というのは、徹底的に職業モラルが問われる分野であると私は考えています。

 社員で入社してくる方は、もちろん最初から立派な動機づけを持っている人間というのは少ないかと思います。就職難もありますし、入社の動機は給料面であったり、生活のために職業や会社を選ぶことがほとんどでしょう。しかし、当社では、入社したあとに新たにまともな動機づけをしていくことを、とても大切にしています。まともな動機を持って真面目に取り組んで、日々何の為に仕事をしているのかを問いながらでなければ、いい仕事はできないと考えているからです。
 多くの社会人は家庭で過ごすより、趣味で遊ぶよりも、圧倒的に長い時間仕事をするわけです。仕事をする動機が給料や生活の為だけでは、それはもう仕事ではなく「作業」になってしまい、よい仕事は生まれません。
 そういった会社の基本姿勢や社員育成の柱みたいなものを、直接会社に訪問することで、消費者の方も感じることができるのではないかと考えています。漠然とした言い方になりますが、リフォーム会社の選び方に、明確な答えはありませんが、とにかくその会社の社長に会ってみる、というのが私から言える唯一の方法です。


★久長アナ「直接会社に行ってみる、社長さんに会ってみる、顔をみてお話するということがポイントなんですね」

 そうですね。チラシの目玉商品の値段が安いとか、チラシに書いているお得な特典であるとか、そういった表面の情報より、基本的な情報「どんな会社なのか、どんな社長が、どういった思いでやっているのか」をつかむことが、リフォーム会社を選ぶ際には重要になってくると考えています。ですから当社でもチラシには商品やお得な情報を載せることもありますが、うちがどういう会社なのか、どういった思いでこの仕事をしているのかなどを、なるべく広くわかりやすく伝えるように努めています。商品や工事を売るための宣伝ではなく、うちの会社の考え方を知ってもらうための宣伝広告です。

 もうひとつ、私たちは現地調査でお客様のお宅に訪問することがありますが、そういった機会に
お客様が感じた疑問を、なんでも投げかけることが大事だと思います。目の前の相手はプロなのだからお任せしよう…とか、自分は素人だからこんな質問をしたらおかしいかな、などと遠慮せずに、思った疑問をそのままどんどんしていいのです。そして質問に対する答えも、「プロの回答だから」と鵜呑みにせずに、本当かなと検証する姿勢も大事だと思います。お客様自身が、疑問をもつことですね。
 いいリフォーム会社を選ぶ…ということですが、消費者の素朴な疑問にとことん付き合ってくれる会社があれば、そこはいいリフォーム会社といえると思います。少なくとも、我々はそういう会社であるように日々努力しているところです。


★久長アナ「私たち一般の人間からすると、リフォームや建築は難しそうで、知識がないから自分は素人だと思ってしまいがちです。その素人の質問をどんどん投げかけていいのですね。」

 一般の消費者の方がよく錯覚してしまうのが、たとえば住宅塗装ですと、作業服を着ていたり、塗料まみれの職人を目の前にすると「塗装のプロ」であると思ってしまうのですね。しかし本当の意味でプロといえる職人というのは、実はあまりいないのです。「塗装の作業に従事している人間」と「プロの塗装職人」では随分違います。これは、実は年数に関係ありません。長年塗装に携わっているのにいつまで経っても作業員という人間もいれば、2〜3年でプロの塗装職人となる人間もいます。要は、動機がしっかりしていて、疑問をもち、自分で検証しながら日々仕事をしているかどうかが重要なのです。
 素人の方からの質問を、わかりやすく説明してくれるかどうかも大事です。自分がよくわかっていないことを他人に説明するのは難しいものです。自分がきちんと理解していれば、専門的であったり技術的な話を、一般の方にわかりやすく説明できるはずです。実は長年住宅塗装の仕事をしている人間が、住宅塗装の基本的なことを全くわかっていないという事が大変よくあるのがこの業界ですから。住宅塗装に限らず、リフォーム・建築業界全般に言えることですが。

★久長アナ「では最後に、失敗しないリフォーム会社の選び方の大きなポイントを教えてください。」

 先ほど申し上げた「会社の動機はまっとうであるか」ということに加えてもう一つの大きなポイントは、お客様自身に、昨今の住宅リフォーム業界、建築業界がどのような状況であるかを少しでも興味を持って知っていただくことがポイントになると考えています。その上で、リフォームを検討している会社にきっと数社ほど関わるかと思いますが、その会社がリフォーム業界・建築業界の現状をどのように思っているか、疑問に思うことなく、今のままでよいと思っているのかどうかを問うてみるのがよいと思います。
 実は、リフォーム業界の現状として大変恥ずかしいのですが、クレーム率が非常に高いのですね。大きい儲けが短期的には成り立ちにくいこの業界でボロ儲けをしようとすると、消費者を裏切ることをしてしまう。その結果、クレーム業界とさえ呼ばれるほどのクレーム率の高さがあります。こういった現状を、会社としてどう考えているかということをつかむことがもうひとつの大きなポイントになってくるかと思います。
 
リフォーム業というのは施工業です。工事をして対価を得るのが我々の仕事です。しかし現状では、物を販売する、物販業になってしまっている。そういう認識で沢山物を売るという目的でリフォーム業に参入している会社に、良い会社は少ないと言えます。そういった事情にお客様自身が気づいて、一歩踏み込んで会社を見るようにすれば、会社選びで失敗することは比較的少なくなるのではないかと考えています。

⇒⇒次の Vol.2『屋根が傷んだら葺き替えするべきか、塗装するべきか』を読む 


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