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▲ビルの防水工事前の下地調査(小原社長) |
聞く相手により答えが違ってくるという質問の中でも代表的なものです。瓦屋さんは葺き替えを勧め、塗装屋さんは塗装を勧める事が多いようです。
プロと称する人達でもしっかり根拠の見える解答をする人は少ないのですが、実際は全くむつかしい事ではありません。
瓦屋根でも石綿スレート屋根でも下地材を組んでその上にルーフィングを打っております。その下地材が傷んでいれば瓦を葺き替えた方が良いと考えていればまず間違いありません。
下地材をやり直すとき、どの道、瓦をおろさなければなりません。その手間を考えれば、せっかくだからその際に新しい瓦と取り替えた方が賢明でしょう。
手間賃の比重の大きさが判断材料になります。
瓦をずらしながらルーフィングだけを取り替えている工事を見ますが、ほとんどが訪問販売業者の仕事のようです。何年も経たずに又雨漏りがはじまったという例をたくさん聞きます。
その上何故か結構高い金額を取られている事が多いようです。
反対に下地材がどう見ても傷んでいるようには見えない、という場合は、塗り替えでも良いと思います。屋根瓦がかなり傷んでいる場合でも下地材がしっかりしていれば、塗装でOKです。 |