【自然素材であなただけの家を一緒に造ってみませんか?】
自然を生かした空間づくり
北斗建装
大分市岩田町 S様邸 マンションリフォーム工事
2007年施工

S様のご両親が当社ショールームのお近くにお住まいとの事で、通りがかりに当社ショールームに立ち寄られました。
人に貸していたマンションの一室が空いていたので、娘さんのS様がそこに住まれる事になり、この際改装したいとの事でした。
芸術系の大学を出られているS様は、以前建築のデザインも手がけた事があり、知識も豊富でセンスも良く、細部までこだわりを持っている方でした。現場での打ち合わせ以外にも何度も打ち合わせを行い、納得頂けるプランを創り上げました。
リノベーションを掲げるマンションリフォームを専門とする会社とも仕事の関係で親しくされており、途中まではその会社に決める予定だったそうですが、結局工事スタッフが社内に揃っているという事で、当社をお選び頂きました。
※後でわかった事ですが、S様と当社の主任デザイナーは高校時代の同級生でした。

S様の最終的なご要望
●リビングと隣接する6帖の洋室の壁を取り壊して、リビングを10帖から16帖に広げて欲しい。
●和室とリビングの間に手作りの障子風格子戸を入れ、2枚引き違いと3枚引き違いの建具を、柱が無い突き合わせタイプにしたい。
●和室の木部を黒っぽく塗って欲しい。
●リビング、洋室、廊下に張るフローリング材は白にして欲しい。(当初ご要望があった、床にタイルを貼る事は既存のマンション状態により、今回は予算も上がるので断念しました)
●キッチン・洗面所・トイレは設備を取り替えるのはまた次回にし、今回はメンテナンスで済ませました。
◆施工前・施工後のイメージ図
施工前イメージ図

室内を立体的に見たイメージ図です。
6帖のリビングと、隣接する10帖のリビングを仕切る壁を解体・撤去して、16帖の広いリビングに一体化する事にしました。

 

洋室との境目の壁を取り壊して、10帖のリビングを16帖に広げました。
手造り格子戸(障子風)にリフォーム。
和室の木部を黒っぽく塗装しました。
長尺シートやカーペットを張ってあったリビング、洋室、廊下をフローリングに張り替えました。
玄関の長尺シートも、タイルに貼り替えました。
施工後イメージ図
施工前 施工後(リビングからの様子)
施工前
施工後
施工前 施工後(和室からの様子)
施工前
施工後
施工前 施工後(廊下)
施工前
施工後
◆施工の様子
施工中 施工中 施工中
▲左手が和室、右手が洋室です。それぞれの壁を解体・撤去していきます。 ▲解体・撤去中… ▲格子戸を付けるため、和室とリビングの境に下がり壁を造ります。
施工中 施工中 施工中
▲敷居の加工は大工さんの造作です。建具が上手く収まり、既存の和室と新規のリビングとの境目の段差を綺麗に仕上げるよう、手間を掛けて行いました! ▲敷居も含め、和室の木部を黒っぽく塗ったのはS様のご希望です。施工後は白いフローリングの床とのコントラストが非常に美しい室内になりました。 ▲壁のクロス、床のフローリングを張り終え、格子戸を付けた状態です。
格子戸にはこの後、ワーロンという薄い半透明のアクリル板を格子に差し込み障子風にして、完成に近づけていきます。
工事を振り返って

2007年11月にご相談を受け、年内に引っ越したいというご要望でしたので、工事を決めて頂いてからは、工期との戦いでした。急ぎながらも、工事の質は決して落とすことはせず、お客様の満足度を出来るだけ高めることに専念しました。

年内に仕上げて欲しいというお客様が重なっていましたが、現場監督はもちろんのこと、工務部長の杉浦を始め、一級建築士である設計士の松浦、工務の今村、プランナーの原田、半田等工事の事が解る誰かが常に現場に居るようにしました。まさに、弊社の総力を挙げての工事となりました。

マンションのリフォームとあって、ご近所の方へご迷惑を掛けるのではないかという心配も当然出てきましたが、プランナーの原田がマメにご挨拶に伺い、事前にクレームを防ぐようにしました。
弊社の方針で、マンションだけでなく一般住宅においても、近隣の方への配慮は徹底する事にしています。

●今回の工事のポイント

今回の工事のポイントは言うまでもなく、センスの良いお施主様が選ばれた「白」のフローリングと「障子風の手造り格子戸」を含めた、和室の木部の「黒っぽさ」とのコントラストを巧く表現する事でした。
格子戸の敷居の加工も大工の造作で、建具が上手く収まり尚かつ、既存の和室と新規のリビングとの境目の段差を綺麗に仕上げるよう、手間を掛けて行いました。

出来上がった手造り格子戸も、丹念に塗装を行いました。弊社代表の小原が、お客様のイメージに合い、耐久性も高い塗料を選択し、弊社の社員でもある塗装職人の一宮が塗っていきます。お忙しいお施主様にも無理を言って現場に来てもらい、塗った状況を確認して頂きながら、お施主様のイメージに近づけて行きました。
その結果、大変満足して頂けたものが出来上がりました。

今回のお施主様に限らず、とてもセンスの良い方、住宅について詳しく勉強されている方などのお住まいを工事させて頂く際は、若干大変な所もありますが、より良い工事を目指す弊社と致しましては、大変有り難く、勉強になる事も沢山あり、より上のレベルの仕事が出来るのを実感しています。
今後もより良い住まい空間を創造出来るよう挑戦して行きたいと思います。

 

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