2007年にご自宅のトイレの取り替えをご依頼下さったS様より、ご実家のリフォームについてご相談いただきました。
　プランナーの三重野と小野が現地調査に伺いました。今年ご実家に引っ越しをされ、今後住みやすいようにリフォームしたいとお考えでした。改めてご相談内容を伺うと、物干しスペース兼太陽の光を浴びながらお庭に咲く花もゆっくり楽しむスペースとして、サンルームの設置をご検討されていました。また、床の間を改装して可動棚を造って収納を増やし、お父様の文机を活用して花器や四季折々の絵を飾れるようにしたいというご依頼もいただきました。
　設計担当の神田と打ち合わせを行い、畳の位置を変えずスペースを目一杯使って奥行を出し、天井の高さまで有効活用できる棚の図面を作成しました。
　後日サンルームのお見積もりと一緒にお持ち致しました。イメージ通りと気に入って下さり、ご契約いただきました。

　可動棚の扉は和室の雰囲気によく合ったお色を選ばれ、壁紙も元からある壁を邪魔せず一体感ある仕上りになりました。
　絵画をリビングから観賞出来るようベストな位置を計算して壁に取り付けました。「四季折々の絵が楽しめるわ。」と喜んで下さいました。

　文机と可動棚の間にできる隙間には創作棚を社内大工の石丸が作製しました。デザイン性のあるアンティークな机の形にピタリと合っています。

　サンルームは和室・広縁から違和感なく繋がるように、フレームの色と床材を選ばれました。

　広縁とサンルームの間にあるサッシレールの段差解消のために、かぶせ板を造作しました。板を外せばサッシの使用も可能です。塗装の磯崎が全体の色合に統一感とツヤを出して仕上げました。ピタリとはまったかぶせ板にS様は驚かれていました。

　その他の工事として下記の工事もご発注いただきました。
●台所水栓を使い勝手の良いものに取り替え
●シャワー便座が故障したため、便器の交換
●2階の和室の畳をフローリングに改修
●玄関タイルの張り替え

　玄関は雨や湿気で滑りやすいタイルから滑りにくいタイルに張り替えました。色を変えたことにより、広く見えます。

　工事はスムーズに進み、無事完工致しました。施工中ご協力いただき感謝致します。仕上がりに大変ご満足いただき、こちらも嬉しいです。