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有限会社 北斗建装

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大分県大分市 O様邸 和室壁工事

2021年施工

 当社戸次ショールームに、O様よりお電話いただきました。和室の壁紙が剥がれてきているから綺麗にしたいとのご相談でした。すぐ現地調査に伺いました。

 既に数箇所ビニルクロスの壁紙が剥がれておりました。下地が見えるため確認すると、以前のじゅらく壁の上からそのままビニルクロスが貼られていました。O様にお話を聞くと10年前に中古物件を購入し、住み始めてしばらく経ってから少しずつ剥がれてきたそうです。購入時には既に不動産業者による施工でビニルクロスが張られている壁だったそうです。

 じゅらく壁からクロス仕上げにする場合、いくつかの方法がありますが、現状は明らかに不適切な工事でした。おそらく住環境を良くするというより、とりあえずの見栄えをよくする為だけの施工だったと推測されます。しかし、見栄えすら良好に保てておりませんでした。O様には、仮にもしクロス張りをするなら、ベニア板を張り、その上にクロスを張るなどの施工方法がある旨、ご説明致しました。O様自身も何度か補修をしてみたがそれでも剥がれきてしまうため、この際きちんと綺麗にする工事をしたいとご依頼いただきました。
 そこで、どのような仕上げにするかいくつかご提案させていただくことにしました。和室はご主人の寝室として主に使っている部屋であるとお聞きし、このことを考慮してほしいとご希望がありました。後日以下の内容でお見積もり説明させていただきました。

【ご提案】
@ じゅらく壁の上からじゅらくを塗る(左官工事)
A じゅらく壁の上から塗装をする(塗装工事)
B じゅらく壁の上にベニア板を張りビニルクロスを張る
・共通して既存ビニルクロスは剥ぎ取る
↓上記提案のメリット・デメリット↓
@ じゅらく壁本来の性質としてある調湿性能により湿気の出し入れができ、住環境の面を考えるとおすすめします。
A 性質は変わりませんが見た目が変わります。(塗り壁感がなくなる)
B じゅらく壁の性質は無くしてしまうが、見た目は綺麗になりお手入れはしやすい。しかし、住環境を考えるとおすすめはしない。
 上記工事の良い点・悪い点など詳しくご説明致しました。後日、@のじゅらくを塗る工事でご発注いただきました。

施工前
施工前 施工前
  ▲ひどい所はほとんど剥がれ落ちてきています。
施工中
施工中 施工中
▲既存クロスをじゅらく壁に傷が入らないよう、慎重に剥がしました。べったりと糊が密着している面があり、剥がすのに苦労しました。
施工中
施工中 施工中

▲二日間かけて剥ぎ終わりました。状態を確認しましたが、目立った傷などはありませんでした。下地処理は少なく済みました。

施工後
施工後 施工後
施工後 施工後
▲一日で左官によるじゅらく塗りが終わりました。ただ、乾きの養生期間が必要なため、しばらくは物を置かないようにご協力いただきました。

 他にも、浴室タイル目地の補修、脱衣室天井に物干し掛け取り付けを施工させていただき無事に終わりました。購入前のいい加減なリフォーム工事が無ければ、今回の工事は補修で済んでいた可能性が高いです。O様には、じゅらく壁の本来の性質が活かせる施工を選んでいただき、今後の生活空間として良い住環境にすることができました。

◆担当プランナー◆辻
辻
 

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