H様が、当社の戸次ショールームに門柱の改修についてのご相談のため、ご来店下さいました。後日、現地調査に伺いました。

　既設の門柱は、中央がブロック積みで珪藻土仕上げ、トップをレンガ笠木、サイドを枕木で装飾した造りとなっていました。H様は、枕木の部分が劣化していて倒れないかをご心配しておられました。そのため、詳しく調べてみる事にしました。門塀の本体部分は強度的に問題ないように見えました。しかし、装飾の枕木は全体的に劣化が進んで、ボロボロになっている部分もあり、いつ外れてもおかしくない状態になっていました。

　ご相談当初は、両サイドの枕木のみの取り替えを検討致しました。しかし、本体部分の珪藻土のメンテナンスも必要になり、また、表札の錆びも気になるので交換したいとのご要望でした。そのため、費用対効果と仕上がりを考え、既存の門柱を解体して、新しく門柱を製作するご提案を致しました。

　門柱に枕木の雰囲気を残したいというご希望により、今回は天然木に似せたコンクリート製の枕木を使用する事にしました。デザインやサイズについてお打ち合わせを重ねました。ご提案とお見積もりにご納得いただき、工事に着手致しました。

　表札も新たに選んでいただき、建物の外観に馴染む仕上がりになりました。

　【新規コンクリート製枕木　東洋工業　P365　ヴィンテージウッド】