【自然素材であなただけの家を一緒に造ってみませんか?】
自然を生かした空間づくり
有限会社 北斗建装

大分市 S様邸 外壁等塗装工事及び屋上防水工事

2013年施工
施工前 施工後
施工前
施工後

当社で以前内装の補修工事をさせていただいたS様より、ご自宅のビルの防水についてのご相談をいただきました。

一部漏水している箇所もあるとの事で、すぐにご自宅にお伺いし、天井裏や屋上などの調査を行いましたが、幸いにも恒常的に漏水しているわけではなく、吹き込みや湿気などの原因が考えられました。
しかし、S様のお宅の屋上はすでに防水面が全く機能を果たしておらず、年月以上にひどい状態でした。劣化による傷みはもちろん、そもそもしっかりとした下地の処置をしないままに防水面の色づけとなる塗料を塗布していた為、いたるところで塗膜の剥げやひび割れが発生しておりました。まだ居室や内部から見て雨染みができているという事はなかったのですが、防水面の下にあたるコンクリートは何度となく風雨に晒されている状態で、家の今後を考えると、適切な処置が必要な状態といえました。

また、15年ほど前に改修をしたという外壁は、モルタル壁の上に金属系のサイディングを上張りする工法で、施工した際に施工業者からこれで二度と塗装する必要がないと言われていたそうです。ところが、現状は色の褪せや汚れが発生し、さらにはサイディングとサイディングの隙間を埋めるコーキングが劣化をしており、屋上の手摺付近などはすでに数年前から水の浸入があると思しき場所がありました。

そもそも、モルタル壁の上にサイディングを上張りするという工法は、実際には汚れたモルタル壁という、いわば、業者にとって「臭いもの」に、サイディングという「蓋」をするという考え方から生まれた工法といえます。モルタル壁は、ひび割れが生じることや、塗装を施しても10年も持たないという間違った考え方から、一般の方だけでなくプロを名乗る業者にも忌避されています。
しかし、適切な処置と塗装を行うことで、実際には20年以上は塗装による保護が可能な外壁で、サイディングの壁のように比熱が低い(熱くなりやすく、また冷たくなりやすい)という家にとっての最悪(比熱が低いと、室内の温度は外気温に左右されやすくなります。壁内部で結露が発生し、カビの発生や壁内部に白蟻が発生するケースなどもあります。)な特徴もありません。また、弱点であるひび割れも、ひび割れに追随する塗料を使用する事で克服する事ができるのです。ところがこの様な建材に対する適切な知識を持った業者が少ない為、業者にとって施工の手間もかかり面倒なモルタル壁に、本当は家を悪くする建材であるサイディングを上張りすることを勧める業者はいまだに多いのです。


S様には、上記のような現在ご自宅が置かれている状況、その対策方法などをしっかりご説明させていただきました。将来的な家の運用方法も考慮し、今絶対にやっておかなければならないこと(防水工事)、今後家の寿命を延ばす為にできれば今のうちにやっておきたい事(塗装工事)をご提案させていただきましたが、当社の説明を聞いてくださったS様は、この際だからと全体的な保護につながる外壁の塗装、防水工事を同時にご依頼くださいました。

その後、色決めや屋上にあるもので撤去する物の打ち合わせなどで頻繁にご訪問させていただきましたが、その度に楽しいお話と明るい笑顔で出迎えてくださり、時間がたつのを忘れてしまう現場でした。
S様の御歓迎に報いるべく、プランナー、職人ともどもしっかりとした仕事をさせていただきました。
◆屋上防水
施工前
施工前 施工前

▲屋上は劣化と初期の下地の施工不良により、剥がれてしまっていました。

施工中
施工前 施工前
▲すでに付着性がなくなってしまっている塗膜は出来るだけ剥いでいきました。
施工中
施工前 施工前
▲要所には塗膜防水を施工する前に補強布をいれます。
施工後
施工後
◆外壁
施工前
施工前 施工前
施工後
施工後 施工後
▲築40年ほどですが、凝ったデザインのビルでした。

施工前   施工中
施工前 施工中
施工後
施工後

屋上に上がる階段の内側の壁はモルタルのままでした。しかし、壁の上部にあたる笠木と呼ばれる場所に施工されていたサイディングの目地や手摺からの取り合いから浸水し、内側から塗膜を押し上げて膨れとなってしまっていました。すべて剥離し、目地と取り合いの処置をして浸水しないようにしたうえで、改めて塗装致しました。


◆担当工務◆篠田
篠田

2級建築士
宅地建物取引士
1級建築塗装技能士



 

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