以前当社が施工させていただいたアクアビルのオーナー様よりエミネンス�Vのオーナー様であるH様をご紹介いただきました。アクアビルのオーナー様とH様、そして大在支店店長重石で現場のマンションを見ながらお話をさせていただきました。
　以前からH様は不動産屋さんを通してマンションのメンテナンスをされていましたが、見積もりの金額面や施工内容、そしてスピード感など、さまざまな面で少しご納得がいっていないようでした。アクアビルのオーナー様からも当社を推薦していただき、一度H様の所有物件であるエミネンス�Vの今後のメンテナンスや管理の方法などをどのようにしていくか、ご提案とお見積もりをさせていただくことになりました。
　後日、当社代表の小原、塗装部部長の篠田、そして重石で改めて現地調査をさせていただきました。遠くからの見た目ではあまりわかりませんが、近くで現状確認をしていくと、外壁のコンクリート打ちっ放しの面は防水性がなくひび割れや鉄骨の錆が表面に出てきている状態でした。目地材に使われているコーキングは硬化しひび割れ、防水性、追随性も失われ目地材としての機能は果たせていませんでした。
　モルタル面に塗られている塗料には、防水性もひび割れに追随する効果もほとんどない塗料が使われており、さらにはその塗膜も劣化が進みチョーキング現象が起こり、色がついているだけの状態で、外壁を守る機能は失われていました。
　そのほかにも、屋上防水や、タイル面、樋や換気フードなどを細かく確認していきました。

　現地調査の結果と今後のメンテナンスについてのお打ち合わせを、H様と何度かさせていただきました。
ご予算などの金額面、施工の面、費用をかけてからの集客率など、様々な角度から検討した上で、費用対効果の高いプランをH様と一緒に考えていきました。
　H様もしっかりと検討して下さり、後日正式に工事のご発注をいただきました。コンクリート打ちっ放し面は意匠性はそのままに、塗装で保護をして防水もして欲しいというご希望でした。そこで、塗料での塗りつぶしはせず、コンクリート表層部には撥水材を塗布して吸水防水層（撥水層）を形成しました。

　既存の塗装されていたモルタル面には、ヒビに追従しクラックを表面化させない弾性塗料を塗布しました。劣化して縮みきっているコーキング材は伸縮率などを考慮しバックアップ材として利用し、新たなコーキング材はその上に打ち増していきます、さらにその上に塗膜を被せていく事で、目地材の耐久性が飛躍的に上がっていきます。

　軒天や駐車場の天井、樋や換気フードなどさまざまな建材に合わせて最適な塗料を選択し塗装していきました。