以前から度々工事のご依頼をいただいているA様よりご実家のご相談をいただきました。
ご実家は現在空き家で、今はご親戚の集まりや、ご家族・ご親戚が時折使用して保存している家だとのことです。夏の雨の日にご親戚が滞在した際に屋根裏から水音がしたそうで、雨漏りしていないか見て欲しいとのご相談でした。
2020年の夏も大雨が発生し、雨漏りのご相談は多くいただきました。ひとつひとつ原因や対策は異なる為、今回も現地に伺い調査致しました。
ご実家は木造平屋の立派な家でした。立派な日本家屋でしたが、屋根には残念ながらセメント瓦が葺かれていました。雨音が聞こえたという箇所を教えていただき、屋根裏と屋根を確認したところ、セメント瓦の損傷があり、そこからの雨漏りの可能性が高いことがわかりました。
雨漏り箇所以外に、屋根全体の傷み・損傷がみられ、本来であれば屋根全体を陶器瓦に葺き替えることが望ましい状況でした。A様にもその旨をお伝えし、またその場合の費用もご提示致しました。
金額が大きいので、ご家族ともご相談していただき、今回は応急処置で屋根の損傷の部分のみ補修をすることを選択されました。空き家の状態が続いており、家を継ぐ方も未定とのことでの判断ということでした。内部は和天井に雨漏りの跡が出ており、和天材を張り替えることになりました。
また、台風による屋根の損傷・雨漏り被害であったため、加入されていた火災保険の災害特約が適用されることとなりました。 |