【ご相談内容】2023年秋、E様が戸次ショールームへご来店され、「母屋の断熱性能を高めたい」とご相談いただきました。
E様宅は、同じ敷地内にE様ご自身のご自宅と母屋があり、現在はお父様が母屋で暮らされていました。母屋は築55年ほどの木造平屋建てで、新築後に何度か増築が行われ、広い広縁も居室として増築されていました。4〜5年ほど前には浴室・脱衣室・トイレなどの水廻りをリフォームされていましたが、今回、お父様がより暮らしやすく、また将来世代が変わった際にも快適に住み続けられるよう、住まい全体の問題を改善したいとのご相談でした。
【現地調査】現地調査を行ったところ、特に大きな問題となっていたのが、「夏はとにかく暑く、冬はとにかく寒い」という室内環境でした。当時の建物のつくりやお客様のお話から、現在のような断熱材が使われていない住宅であることがうかがえ、外気温の影響を受けやすい状態でした。また、増築を重ねたことで間取りが細かく分かれ、現在の暮らし方に対して使いづらくなっていることも問題でした。
そこで今回は、E様の「まずは断熱性を高めたい」というご要望を第一に考えながら、断熱性能の向上と、暮らしやすい間取りへの変更を同時に行うリフォームプランをご提案しました。
【ご提案内容】
ー暮らし方に合わせた間取りへ
既存の間取りでは、和室�@・和室�A・広縁などが細かく分かれていました。そこで、これらの空間をつなげて広いリビングを確保しつつ、ご親戚が集まった際にも使える和室を残すプランをご提案しました。仏壇のある和室は、6帖から4帖へ変更。和室そのものをなくすのではなく、必要な機能を残しながらリビングを広く確保する考え方です。また、4帖の和室だけではご家族やご親戚が集まった際に手狭になるため、リビングと和室を続き間として使用できるよう、戸襖で仕切る計画としました。これにより、普段はリビングを広く使い、必要なときには和室と一体で使える、柔軟な間取りとしています。
ー家全体の断熱性能を高める
断熱については、まず熱の出入りが大きい窓を断熱タイプの窓へ取り替えることをご提案しました。さらに、外部に面する天井・壁・床にも断熱材を入れ、住宅全体の断熱性能を高める計画としました。一部分だけを新しくするのではなく、E様が最も重視されていた「夏の暑さ・冬の寒さ」を改善するため、住まい全体を見直しています。このプランとお見積もり内容をご確認いただき、ご納得のうえ工事をご依頼いただきました。
また、今回の工事に合わせて、キッチンの取替え、腐食していた瓦棒屋根の板金の張替え、縁台の樹脂デッキへの取替えなども行うこととなりました。
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