2017年夏に、トイレ改修、塗装、フェンス工事させていただいたK様より、奥様のご実家（S様邸）のトイレを見てほしいとのご相談をいただきました。
　ご実家は築年数が古いため改修したいところが多く、やりだすときりがないので、今まではご両親もそのままで住まわれていたとのことです。しかし、娘様のK様はトイレの段差などが危ないとご心配されており、トイレだけでも使い勝手の良いものにしてあげたいとご相談くださいました。
　さっそくK様と一緒にご実家に現地調査にお伺いしました。

　確かに全体的に経年劣化による傷みがありましたが、トイレをはじめとても綺麗にお手入れされているご自宅でした。トイレは昔の和式トイレの上に簡易的に便座をのせた形のもので、大きな段差も有る上狭く、確かに使いづらいつくりをしていました。今後ちょっとした段差に躓いたり、トイレの座り立上りも大変になると予想されることから、
�@段差を出来る限り解消する
�Aトイレの空間自体を広くし使い勝手の良い広さにする
�B和式トイレからお手入れ簡単な洋式トイレにする
�C今後の為に手摺を一緒に設置する
　以上の内容をクリアできるよう、予算と現実可能かを考慮しつつ、プランニングをすすめさせていただきました。意見がまとまり着工となりました。

�@段差は床を一度解体して作り直しフラットに近づけることにしました。
�A空間に関しては、非常に狭かったため広げる必要がありました。娘様のK様にもご意見を伺い打ち合わせを行った結果、廊下に面している物入れを解体してトイレの空間を広げることにしました。
�B和式トイレは床・壁のタイルまで一度解体し、ビニルクロスで仕上げることに。タイルより格段にお手入れが簡単です。またトイレはK様のご自宅につけたものが大変お手入れしやすかったということから、同じTOTOの『ピュアレストEX』と手洗器は別で設置することになりました。
�C手摺はS様にも場所等確認していただき、使いやすいように設置しました。

　扉や床・壁の取り合いを、既存と新規で合わせるのに予想以上に手がかかり、大工工事では予定以上に時間がかかってしまい、遅くまで作業させていただいた日もありました。S様は快く工事をさせて下さり、差し入れまでしていただきました。ご協力いただき、無事に工事も完了しました。本当にありがとうございました。
　今後ともお住まいのことでお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。