2020年秋に当社で開催した3店舗合同イベントのリフォーム講座にご参加下さいました。講座後の個別相談の際、S様からご相談を伺いました。築40年以上のご自宅の居間・台所の床がぶよぶよなので改修したいことと、昔増築した和室とつないだ箇所に雨漏りがしていることをご相談いただきました。
現場を見る前でしたので、考えられる原因や、対処法、またおおよその予算・工事時期をお答えできる範囲でお話ししました。調査・見積もりは家が落ち着いて・資金繰りをしてからまたご相談いただくということになりました。
年が明けてから大在ショールームに再びご来店してくださり、本格的に調査とお打ち合わせが始まりました。
現地調査をさせていただいたところ
@多くの時間をすごされている居間・台所の床の劣化(沈み)が激しいこと
A下がり天井、サッシから冷気が入り、寒いこと
B台所が奥まった位置にあり、使い勝手が悪くまた暗いこと
C増築和室の取り合いからの雨漏り
以上が生活をしていく上で対策が必要不可欠なお困りごとでした。
現在台所と居間が仕切られている間取りでしたが、改修するのなら明るく気持ちの良いLDKに作り直そう!ということで、娘様もふくめて間取りのお打ち合わせをしました。
プラン@既存のキッチンの位置のまま
プランAダイニングと対面キッチン
プランBリビングと対面独立キッチン
上記の3つのプランでご提案させていただきました。S様お二人での生活が主になることや、TVの配置なども考慮し、プランAのダイニングと対面キッチンのプランで工事することになりました。
また、冷気問題の下がり天井は塞ぎ、サッシは断熱性のものに取り替えをすることになりました。
増築部の雨漏りは、増築した際に既存のベランダ壁に新規屋根を突き当てて施工しており、雨が堰き止められ雨漏りする構造で増築されてしまっていました。
屋根・ベランダを作り替えるのは大掛かりな為、S様と今後のこの家をどうするかも含め話し合い、完全な対応ではないが、角に板金加工し、堰き止められている雨を流す道を作るという対策をすることにしました。
お見積もり、工事内容にご納得いただき工事のご発注をいただきました。今回、S様ご夫婦が高齢であったため、段差をなくし生活がしやすい改修も併せて施工することになりました。改修の一部に補助金が利用できたため申請し、承認を得てから着工となりました。 |